大ヒット漫画「鬼滅の刃」のキャラクターで炎のように熱く・真っ直ぐな生き様から多くの人を魅了する煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編での彼の活躍に涙を流した人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな煉獄さんの強さや魅力、最期と残した名言についてまとめていきます。
煉獄杏寿郎とは?
©吾峠呼世晴/集英社
煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)は鬼殺隊の中でも最高位である柱の中の一人で、炎の呼吸を操る炎柱です。
上弦の鬼とも互角に渡り合う程の戦闘能力と心の強さを併せ持ち、他の柱からも一目置かれる存在でした。
無限列車では炭治郎たちと共に戦い、上弦の参・猗窩座(あかざ)から炭治郎たちを守って死亡します。
共に過ごした時間は短いですが、炭治郎たちに大きな影響を与えた人物となっています。
煉獄杏寿郎の性格・魅力
自分の信念を貫き通す
©吾峠呼世晴/集英社
多くの人が憧れたであろう煉獄さんの最大の魅力は自分の信念を貫き通すこと。
上弦の参・猗窩座との戦いでは全身傷だらけになりながらも鬼になることを断り、炭治郎たちを守り抜きました。
煉獄さんの言動には幼き頃に病死した母親の言葉が大きく影響しています。
「弱き人を助けるのは強く生まれた者の責務です」
「責任をもって果たさなければならない使命なのです。決して忘れることなきように」
この言葉を受けた煉獄さんは自分の責務を全うすること。弱き人を守ることを誓いました。
煉獄杏寿郎の強さと技
鬼殺隊の中でも1,2を争う強さ
炎柱である煉獄さんは鬼殺隊の中でも1,2を争う強さを誇ります。
無限列車と合体した下弦の壱・魘夢(えんむ)との戦いでは列車5両分の乗客を一人で守り抜き、上弦の参・猗窩座との戦闘では猗窩座に「その強さ至高の領域に近い」と言わしめた後に炭治郎たちが目で追えない速さの戦いを繰り広げました。
炎の呼吸の技一覧
壱ノ型 不知火(しらぬい)
©吾峠呼世晴/集英社
一瞬で相手との間合いを詰め、横薙ぎの斬撃で敵の頸を落とす技です。
弐ノ型 昇り炎天(のぼりえんてん)
©吾峠呼世晴/集英社
下から上に弧を描くようにして斬りつける技です。
攻撃を仕掛けてきた鬼にカウンターとして使う場面が見られました。
参ノ型 気炎万丈(きえんばんじょう)
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編で登場した技で、上から下に斬りつけます。
肆ノ型 盛炎のうねり(せいえんのうねり)
©吾峠呼世晴/集英社
攻撃だけでなく受けとしても使うことができる技です。
猗窩座との戦いでは広範囲にわたる乱打を全て防ぎ切るのに使われました。
伍ノ型 炎虎(えんこ)
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炎の虎を具現化してそのまま斬りつける技です。
猗窩座の破壊殺・乱式とぶつかり合い、相殺されました。
玖ノ型 煉獄(れんごく)
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煉獄さんが使う炎の呼吸の中で最大最強の技です。
瞬時に再生する猗窩座に対して一撃で多くの面積をえぐり斬るために使いましたが、仕留めることはできませんでした。
煉獄杏寿郎の最期
煉獄さんは上弦の参・猗窩座との戦いで死んでしまいます。
無限列車と合体した魘夢(えんむ)を倒し、一件落着かと思われた時に突如現れた上弦の参・猗窩座。
上弦の鬼に対しても互角の戦いを繰り広げる煉獄さんでしたが、傷が瞬時に再生する猗窩座に少しずつ押され始め、ついにはみぞおちを貫かれてしまいます。
この時煉獄さんは母との記憶を思い出します。
©吾峠呼世晴/集英社
母との約束である自分の責務を全うすること。
煉獄さんは最後の力を振り絞り、猗窩座の首に日輪刀を押し込みます。
逃げ出そうとする猗窩座とそれを押さえつける煉獄さん。
しかし最後は猗窩座に逃げられてしまうのでした。
「逃げるな卑怯者」猗窩座にそう叫び、泣き崩れてしまう炭治郎。
煉獄さんは炭治郎を呼んで最後の話を始めるのでした。
©吾峠呼世晴/集英社
- 父と弟に伝えて欲しいこと。
- 命をかけて戦った禰豆子を鬼殺隊の一員として認めたこと。
- 炭治郎たちが成長して鬼殺隊を支える柱になるのを信じていること。
全て話し終えた煉獄さんの前に亡くなった母親の姿が…
「母上、俺はちゃんとやれただろうか」
「やるべきこと果たすべきことを全うできましたか?」
「立派にできましたよ」
母の言葉をきいた煉獄さんは笑顔で息を引き取るのでした。
煉獄杏寿郎の名言3選
煉獄さんは柱合会議で初登場。無限列車編で死亡したため登場する話数こそ少ないものの、多くの名言を残しています。
ここではその中でも特に心に残った名言3選を紹介していきたいと思います。
老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ
©吾峠呼世晴/集英社
「人間は老い、死ぬから至高の領域に達することができない」
更なる強さを追い求める猗窩座に対して自分との価値観の違いを指摘し、決して鬼にはならないと誓った時の言葉です。
煉獄さんが幼い頃に病死した母の影響を強く受けている言葉でもあります。
俺は俺の責務を全うする
©吾峠呼世晴/集英社
猗窩座との戦いで満身創痍となった煉獄さんが放った言葉です。
どれだけ追い込まれても自分の信念を曲げない煉獄さんの強い精神力が表れています。
胸を張って生きろ
©吾峠呼世晴/集英社
猗窩座との死闘を終えて炭治郎たちに遺言を残した時の言葉です。
残された僅かな時間で後輩隊士にエールを送り、自分の想いを託した言葉です。
最後まで柱としての誇りを持ち続け、真っ直ぐに言葉を伝える煉獄さんは本当にカッコ良いですね。